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2006.03.24vol.37
その気持ち、富裕層のキモチ
第37号
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◆◆◆高額マンション用地 その1 広尾◆◆◆
今回から都心に高額マンションエリアについて、
歴史性や住宅地に形成について話していきます。
今回は広尾。
広尾は渋谷区の南エリアに所在する。
東は「渋谷」と「恵比寿」間のJR、西は外苑西通り、
南は渋谷川、北は首都高3号線に囲まれたエリアである。
エリアのちょうど真ん中にあるのが日赤広尾病院。
その東側にあるのが「広尾ガーデンヒルズ」である。
ご存知の方も多いと思うが、
事業主は三井不動産、三菱地所、住友不動産、第一生命の4社のJV。
総戸数1223戸と都心高額マンションとしては戸数の多さも話題になった。
当時の販売価格は坪当たり@246.9万円〜@537.6万円
専有面積は42.08m2〜267.16m2、平均で103.07m2
最初に事業側が用意したプランは1LDK〜6LDKだったが、
設計変更にも対応した。
バブル最盛期には中古マンションでありながら
坪当たり@3,000万円の取引が成約していた。
バブル期の億ションは、今見ると
「これが億ション!?」
と目を疑う物件も多い中、広尾ガーデンヒルズは
今も値崩れが少ないマンションでもある。
サウスヒルD棟の場合には、
新築坪単価が約426万円(1986年)なのに対して、
現在の坪単価は約535万円。
最近では住友商事の「クラッシー広尾」
(総戸数14戸、@470万円、平均価格2億9,214万円)や
鹿島の「クロイスター広尾」
(総戸数17戸、@569万円円、平均価格3億7,267万円)などの
高額マンションが供給されており、高額マンションが多く販売されている。
広尾という地名は昭和41年の住居表示によって
9つの町の一部が合わさって「広尾」となった。
元来、麻布と一体の地だが江戸時代に「渋谷広尾」と呼ばれ、
江戸と郊外の接点の地であった。
区内で最も早く開けた地であり、農産物の中継市場、精米製粉業が栄えた。
また江戸市中でも有名になった料亭「東原亭」もあった。
そして現在の慶應幼稚舎、都立広尾病院の一帯は
3代将軍家光以来しばしば鷹狩り・鶉狩りがされていた。
このように書くと昔から高級な場所に感じるが、
じつは庶民的なエリアの方が多く、
家光の鷹狩りの場所は庶民に開放された散策の場でもあった。
広尾商店街は現在も庶民的な雰囲気を持った場所。
商店街自体は関東大震災以降に自然的に発生した。
元来門前町であり、土地の所有者は周辺の寺院であり、
大規模な開発もされず現在に至っている。
そして現在での路線価を見ると、広尾5丁目4番地、
広尾橋から地下鉄「広尾」駅にかけて
外苑西通りに面した商業ゾーンが最高価格である。
住宅地では広尾ガーデンヒルズ周辺が最高値。
武家屋敷・番町のような格式はないが、現在は人気が高いエリアである。
そして今年は日赤広尾病院を含むエリアでの再開発がスタートする。
総戸数は780戸、
定期借地権分譲でも価格は400万円を超えるという話もでている。
おそらく以前のガーデンヒルズ並みの人気物件になるであろう。
次回は城南五山・池田山を予定しています
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